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受験というチャレンジ

更新日:3月22日





遅ればせながら

本年もよろしくお願いいたします。


早いもので

年が明けて半月が過ぎました。

いよいよ受験シーズンスタートです。


『受験生の親の在り方』について

ご相談を受けることが多々ありますが

大切なことは

『受験そのものの捉え方』

だと思います。


受験を通して子どもに教えることは

『挑戦すること』であり

受験は長い人生の中で経験する

通過点の一つに過ぎない

ということです。


合格不合格で

その子の価値や人生が

全て決まる訳ではありません。




長男が高校で不登校になった後

登校できるようにはなったものの

将来への夢や希望を失った長男は

糸の切れたタコのように

勉強もせずフラフラ遊んでいて

遂に成績は学年ビリになりました。


全教科赤点…

答案用紙には全問同じ解答をして

日本史は全て『織田信長』

英語は全て『passion』

と記入して提出していたそうです。


さすがに本人も

「このままではまずい!」

と思ったようで

真剣に進路を考え始め

「もう一度大学でアメフトがしたい」

という思いが芽生えました。


AO(総合型選抜)入試なら

学年ビリの成績でも可能性がある。

かもしれない…

ということで

新たなチャレンジがスタートしました。


たくさんの本を読み

たくさんの方にお会いして

レポート作成のための活動をして

資料作成や小論文も得意だったので

塾でも太鼓判を押されるほどの完成度でしたが

残念ながら第一志望には不合格…


そんな時に

自分に暴力をした先輩は

大学で活躍し

自分をいじめた同級生は

進路が決まっていき

やり場のない悔しさから

長男は家の中で大暴れをして

部屋の扉をバキバキに壊してしまいました。


それでも

大学アメフトへの憧れは諦めきれず

1浪してもう一度チャレンジ!


AO受験だけでなく

一般入試も受験して

「受けないと受からない」

という気持ちで

チャンスは全て挑戦しましたが

努力も虚しく

またも第1志望には受からず…


進路も決まらず

やりたいこともできない。と

絶望する息子に対して

この先のことが何もわからなくて

私たちも不安になりました。


出口の無いトンネルに入ったようで

笑える日が来るなんて思えなくて…

それでも何とか

息子に希望を与えたくて必死でした。


この子には他の子と違う

素晴らしいところがある。

得意なことがある。

やりたいことがある。

それを叶えるために全力で応援する!

絶対できる!

と信じて進路を考え続けました。


当時を振り返って思うことは

受験を通して

『挑戦すること』の大切さや

結果がどうであれ

『素晴らしい存在であること』は変わらない

ということを伝えてきたので

息子達が人生の壁にぶつかった時に

挑戦し続ける子に育っている気がします。


受験に対して

目先の結果だけを追うのではなく

人生という広い視点で捉えて

そこから親として何を伝えたいか

我が子に何を学んで欲しいか

という思いを持って

乗り越えて欲しいと思います。


心から応援しています。


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