子育てに追われる中で出会ったのが
アロマセラピーです。
いつものように3人を連れて
お買い物に行った時
雑貨屋さんから良い香りがしてきて
香りのする方へ行くと
アロマを焚いていました。 今でも忘れません。
ベルガモットの香りです。
その香りにとても癒され
元気をもらったのを覚えています。
そこからアロマセラピーに興味を持ち
詳しく勉強してみたくなりました。
しかし、子ども達が小さく
まだまだお世話がかかる時に
「ママが趣味を持って楽しむ」
ということに罪悪感がありました。
母として子どものために
全てを捧げなければいけない。
完璧な母でなければいけない。
という思いがあり
しばらくはアロマの勉強を
我慢することにしました。
そんな思いが
自分を苦しめているとも知らずに…
三男が幼稚園に入園したのを機に
アロマスクールに通い始めました。
週に1回だけ
長男を学校へ送り出し
次男と三男を幼稚園に預けると
そのまま電車に乗ってスクールへ行き
園のお迎えまでに帰ってくる。
という繰り返しでした。
園のお迎えに間に合わない時は
母にお願いすることもありました。
私は学生時代に勉強嫌いだったので
自ら求めて学ぶことは初めてで
とても楽しかったです。
そして
アロマセラピーの素晴らしさに
どんどん魅了されていきました。
最初は「香りを楽しむもの」
と思っていましたが
勉強していくうちに
香りの持つ効果を知り
それを活用して子ども達にケアできる
という点に素晴らしさを感じました。
毎回授業の実習で作るアロマ製品は
子ども達に大好評で
バスソルト
シャンプー
化粧水
マッサージオイル
クリーム
歯磨き粉etc.
『お母さんの手作り』が
子ども達は嬉しくて
良い香りに大喜びでした。
アロマのおかげで自分も癒され
子ども達との楽しい時間が
増えたように思います。
とはいえ
週に1度の通学日は
朝からバタバタしていて
自分の趣味のために
子ども達を犠牲にしている気がして
後ろめたい気持ちが残っていました。
ある日の朝
長男が学校に行く時に
「いってきます。お母さんもがんばってね」
と言ってくれました。
子ども達は私のことを
応援してくれていたのです。
母親が趣味を持って楽しむことは
悪いことをしているわけではなく
自分の時間を大切にして良いのだ
と知り、とても救われました。
そしてやっと気づきました。
私が生き生きと楽しそうにしていると
子ども達は嬉しい。
私が笑顔でいることが
子ども達の喜びになる。
私が幸せになることで
子どもが幸せになる。
そのことに気がつくと
趣味を楽しむことへの罪悪感が消え
私のことを応援してくれて
私の幸せを自分の幸せと感じてくれる
息子達に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私と同じように
「自分を犠牲にしないといけない」
「母親はこうあるべき」と思っている方がいたら
「ママも楽しんでいいんだよ」
と言ってあげたいと思っています。
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